鬼ごっこが一旦終わった。
あたし達は急いで鬼に追われていった千沙と亮介君が行った方向へ向かった。
「千沙ー!亮介君ー!2人とも何処にいるのぉ?」
「いたら返事しろよ!おい!マジでどこに行んだよ!」
あたしと正汰が周りをキョロキョロしながら叫ぶ。
「千沙ちゃん…亮介君…。無事だよ…ね…?」
未桜は、少しくらい顔をしながら呟いた。
そんな未桜の頭を優しく撫でる隼人君。
未桜の言葉を聞いて、あたしもほんの少しずつ
『もしも2人とも捕まったのなら…』
──ブルッ──
そんなことを考えていたら全身がブルリと震えた。
そんなあたしを見ていたのか、正汰はあたしをギュッと抱きしめた。
そして耳元でそっと呟いた。
「大丈夫だ…。あいつ等を信じよう…。な?」
そしてあたしに向かって微笑んだ。
あたしはコクリと頷き、出来るだけ微笑んだ。

