真っ暗な裏路地を千沙と走る。 「はぁ、はぁ、はぁ、」 俺はスピードを出し過ぎたのか、肩で息をしていた。それにも関わらず、俺は千紗のの腕を引っ張ったまま走る。 チラリと後ろを振り返ってもそこには鬼の姿はなかった。 でも…いつ、どこで鬼は現れるか分からないから安心している暇はない。 走り続けること1分──。 裏路地に1つの灯りが俺らの周りを照らした。 だけどそこには── いいことなんて1つもない、最悪な事態だと…。 ゲームから逃げれない現実が目の前に、立ちはだかっていた──。