─パリーーーン─
ついにあたし達がいる部屋の窓が大きな音を立てて飛び散らばった。
「きゃっ!?」
窓が割れたとたん未桜が、小さな悲鳴を上げる。
─ドンッ─
何かと何かがぶつかる音がした。
「早く、リビングへ逃げろ!」
正汰があたし達女子に向かって叫ぶ。
未桜と千沙はドア側のためすぐに逃げたけど、あたしは目の前の血のように赤い目をしている髪の長い少女………いや、鬼にジッと見つめられ、金縛りになったように体が全然動かない。
その時───時間が止まったように見えた。
「アハハハハ!!」
さっき物を当てたはずなのに少しもひるまず、四つん這いの鬼。
そして、子供のように楽しそうな声を上げる。
そして、逃げ遅れたあたしの方を見ながら口角を上げ、近づいてくる。
「い、いゃぁあ!」
あたしは出ない声を無理やりにだした。
四つん這いのままジリジリとあたしに近づいてくる。
そして、とうとうあたしの目の前まで来た。
「おねぇちゃん…。」
鬼から可愛らしい声が聞こえた。
そして、鬼が次の言葉を発した時に赤い目をガッと開いた。
「ねェ…一緒ニ遊ぼーヨ………!」
そう言ってあたしに手を伸ばした。

