コンビニからの帰り道。 周りは何も見えないくらい暗く、街灯があっても先は全く見えないくらい暗かった。 ─ドテッ─ 「いったぁーー!」 そんな暗闇の中、あたしは石につまづいてしまい、転んでしまった。 正汰はいきなり転んだあたしを見てゲラゲラと声を上げて笑っていた。 意外と傷は深く、足がジンジンとゆっくりと熱くなっていく。 「うぅっ」 なぜだか涙袋がゆるんでしまい、目からは涙が出ていた。 正汰はそんなあたしを見て少し目を大きくし、オドオドと少しだけ戸惑っていた。