昼休み………。みんなが昼食をとっていた。
あたしはその教室に入ろうとドアを開けた。
─ガラガラガラッ─
─ピリリリリリッピリリリリリッ─
あたしがドアを開けたのと同時に携帯が鳴った。
その音は教室だけではと止まらずまらず、廊下にも響き渡っていた。
どこからか、『まだ、あの時間じゃないじゃない!』と女子の声が教室に響いた。
他にも、悲鳴などが教室や廊下に舞う。
あたしはこのメールを見るのに少し抵抗があったけど、もしかしたら止める方法のメールじゃないかと思い、メールを見た───。
男子や悲鳴のあげていない女子などがメールを見ていた。
そこには絶望じゃなく、ほんの少しの希望がそのメールには書かれてあった。

