永久鬼ごっこ

「プッ…なんで喜しそうなのよ」
あたしはクスクス笑いながら千沙に突っ込む。

「おっ!結美に村岡に鈴村おはよーさんっ!」

近くに男子の声がして振り向く。
そこには3人の男子が立っていた。
「あっ、正汰君に隼人君に亮介君、おはよう」
末桜がニコっと微笑む。

「おう!」
「あぁ、おはよう」
「…うっす」

上から順に中森正汰、水寺隼人、斎崎亮介。

この3人も親友。そしてあたしもふくめ、ここにあつまったいるメンバーがいつメン。

「あ、正汰達も来た?あの“呪い”がどうのってメール」
あたしが正汰達に聞く。
すると亮介君が目を大きく開けた。

「お前らもか…」


“も”?ってことは…


「えっ…やっぱり届いたの?」
「あぁ、1年生全員届いてるらしいぜ」

あたしが問いかけると亮介君はめんどくさそうに呟き、正汰が付け足すように『全く、めーわくだよな』と言う。

──えっ……今、亮介君“1年生全員”って言わなかった…?

あたしはそれを聞いた瞬間、背筋がブルッと震えた。