「夕陽ちゃん」
ある日の放課後。
帰ろうとしたところを呼び止められて振り返ると、冬花さん。
「は、はい…」
「ちょっと、話さない?」
「え…」
話すのは少し怖かったけど、コクリと頷いてついて行く。
入ったのは、学校の近くのカフェ。
私はココア、冬花さんはロイヤルミルクティーを飲みながら、向かい合う。
「…」
「…」
マグカップでミルクティーを飲む冬花さんは誰が見たって綺麗で、可愛くて。
こんな人に、勝てるわけない。
「…ちょっと聞いたんだけど」
「はい…」
「絢星と、どうして付き合ったの?」
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