初恋が君だなんて、ハードルが高すぎる。




「やるじゃん、南雲くん!」


「あ、明日から学校で、どう接すればいいのか分かんない…」


「えー?そこは距離が縮まるところでしょ!」




でも、でも、やっぱり嬉しくて。

私、もしかして少しは、南雲…じゃなくて、絢星くんの特別になれてるのかもしれない。


なんて妄想ばかりが頭に浮かんで。


絢星くんも、私を好きなんじゃないかって。


キスなんかされちゃったら、期待せずにはいられないよ…。