「去年と同じですね。」 「うん…。」 「去年も、あいつんちにいったな~!」 宇佐見くんは、わざと大声で話す。 「またあいつんちに行くのかよ~~~~!!」 「宇佐見くん、ごめんね…。」 私が謝ると、謝るんなら笑っとけ~って大きな声で言う。 笑えって言われているのに、涙が出てしまう。 「こら~~!泣くなら連れてかないぞ~~!!」 …ありがとう…宇佐見くん…。