今…何時なんだろう…。 時計を見れば、もうすぐ一時になる。 ああ、さすがにもう寝なきゃ…。 重く感じる身体を持ち上げ、部屋を出て廊下を歩いていく。 あれ…? 頬をかすめて過ぎていく風。 突き当りの非常口の扉が、ほんの少し開いていた。 私は、ドアを閉めようと近づいていく。 不意に、カタンと外から音がした。 …誰かいる…? 恐る恐るドアを開けて、闇に包まれた階段を覗き見る。 視線を階下に向ければ、踊り場の手すりに寄りかかっている人影。