……!! 廊下から、かすかに足音が聞こえる。 「…宇佐見くん…誰か来る…。」 「ああ…やっぱり、来ましたね…。」 「やっぱり…?」 足音はどんどん近づいてくる。 宇佐見くんは、もう一度小さくごめんと言った。 「もう少し…我慢して…。」 そして、私の頭を押さえて顔を近づけてくる。 …えっ…? これって…キス… 「…やっ…まって…宇佐見くん!」 咄嗟に、大きな声が出た。 瞬間、速くなる足音。