部屋に荷物を置いて、ホールに集合する。 この後の予定や明日の連絡。 憂鬱で、辛くて、本当はもう帰りたかった。 でも、2人の手前、そんなことは言えない。 お風呂と食事を終え、亜紀と宇佐見くんと3人で集まった。 「カズ、そっちはどうなのよ?」 「普通に楽しいですよ。二人も頑張っていたじゃない。」 「見てたの?」 「そりゃ見てますよ、亜紀の豪快な空振りとか。」 「一言多いんだっつーの、カズは!」 私は、そんな二人のやり取りを見て、ホッとした。 一日中緊張していたから、すごく疲れていた。