気付いたら、もう12時を回っていた。 明日の集合は7時30分。 もう寝ないと、起きられないや…。 私は、上原くんとおそろいの万年筆を握りしめて、目を閉じた。 今の私には、上原くんと繋がるものは何もない。 あるのは、この万年筆と思い出だけ。 明日…会える… 万年筆をギュッと強く握りしめた。