同居相手は黒猫くん





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「ただいまー」

「いまー」




私と刹は靴を脱ぎ、リビングへと向かった。




「あらおかえりなさい、二人とも」




お母さんが夕食の支度をしながら私達に呼び掛ける。




「…で、結局告白だった?」


「え?」




ソファに座るなり、刹は無表情で私に言った。


私もお父さんと刹のお母さんに挨拶をしてから、刹の隣に座る。




「佐久間」


「…………あ、うん」






〝え?そうなんでしょ?〟





佐久間くんに言われたことを思い出す。



私が……この、刹を好き…………。


むむー……。





「……で、返事は?」


「……へっ?」




返事?


そういえば返事はしてないような……。


ていうかそもそもそんなこと聞いてこなかったし、言わせるような空気もなかったし……。



つまりこれって、どうなったんだろ?





「し、してない」


「は?」


「なんか、返事を求めるような告白じゃなかったし…」


「なんだそれ」




刹はそう言って、猫のように大きく欠伸をした。