“瑠依に縫ってほしい”とか言ってくれちゃったら、乙女心くすぐられて、あたしも“うんって”素直に言えるのに。 「ほら!」 最後は有無を言わせず手のひらに乗せられた背番号。 「………」 もう……強引なんだから……。 でも乗せられちゃったものは仕方ない。 頑張ってみますか! 佑真様の為に。 あたしは渋々…のふりをして頷くと。 「――重いか?」 「は?」 言われている意味が分からなくて首を傾げる。 「それ、重いかって聞いてんの」