「知ってる」 キッパリ言い切られて、ガクッと落ちる頭。 …ここは嘘でも否定するところですがぁっ! 「だったら、お母さんに頼んだ方が賢明かと」 気を取り直して言う。 背番号の縫い付けは、別にマネの仕事じゃない。 不器用なあたしに頼む意味が分かんない。 「ん!」 それでもググッとあたしにそれを突きつける。 「それが人にものを頼む態度?」 嬉しいような、重圧の様な。