「1番……」 まずは1番の背番号を手に、監督が口を開いた。 緊張で張りつめた夕方のグラウンド。 選手全員が息をのんで監督の口元に集中する。 「―――佑真」 やった!! 佑真と三浦先輩、どっちが選ばれるか複雑に思ってたくせに、あたしの心はそう反応した。 「はい。ありがとうございます」 列から歩み出た佑真は、エースの称号1番の背番号を受け取った。