……怒ってるよね。 ……こんな相手と試合させて。 ……当然だよね。 佑真だって、この試合乗り気じゃなさそうだったし…… 「俺が投げるのに、無駄な球なんて一つもねぇ。一球一球が真剣勝負だ」 「………えっ…」 顔をあげると、そこには清々しい表情の佑真がいた。 「いい汗かいた。試合取ってくれてサンキュな」 ニカッと笑った佑真が、太陽に見えた。 じんわりと、胸に熱いものが広る。 「佑真……」 あたし、佑真を好きになって本当に良かったよ……。