「さくら知ってたの?」


「うん、休みの間に佑真から連絡来た」


「え?じゃあ聞いてなかったのって、あたしだけ…?」


エビ君に視線をずらすと、『俺も連絡が来た』というように眉を少し上げて頷く。



ほんと?


……なんかのけ者にされたみたいで悔しい。


そりゃ、眠ってるあたしには宣言したけど、ちゃんとは聞いてないし。



それでも佑真が戻って来てくれたことが嬉しくて、正直そんなのはどうでも良かった。



ここにいてくれるだけ……


それだけで…