野球だけに情熱を注いできた佑真が野球を失ったら…


……無気力で自暴自棄になるのも仕方ないのかもしれない。


それがたとえ、自分の意志だったとしても……




「……ごめんね……佑真……」



瞳の輝きを失わせたのはあたし。


佑真から野球を取り上げたのは、他でもないあたしなんだから―…。










プルルル……


今日も、佑真の携帯はつながらなかった…