恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~


「じゃあ今度の日曜日はうちに来てくださいね?」


――その瞬間、そんな声が耳に入って。


心よりも体が先に反応してしまい、思わず顔を上げると。


あたしに目線を注いでいる彼女と目が合った。


「……っ、」


その目は、仮にも先輩に向けるような瞳じゃなくて。


まるであたしへの挑戦のようだった。


「絶対ですよー」


次に佑真へ向けたのは、甘ったるい瞳。


「ああ」




……っ。



背中越しに佑真の返事が届き、あたしは逃げるようにその場から駆け出していた。