帰宅途中、自転車を走らせていると何か白いものが宙を飛んだ気がして自転車を止めた。 振り返ると、地面に落ちたのは野球バッグにつけていたはずの瑠依からもらったお守りだった。 一瞬、嫌な予感がしたんだ。 「……」 瑠依にイラついてるくせに。 何かがあったかもしれないと思うといてもたってもいられなかった。 拾い上げて、それを握り締め。 気付けば、俺は元来た道へと自転車を飛ばしていたんだ――… ――― ―――――