恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~


「……未遂…だから…」


大きな誤解をされるよりいいと思って、あたしから口にした。


「……っ…」


エビ君の第一声は絶句に近かった。まさかって思いがあったんだと思う。


「未遂…って……そう言う問題じゃないだろ!?……っ…西川のやつ……なんてことしやがったんだよっ!」


それでも最後は声を荒げた。


「…増田さん……大丈夫か…?…なわけないよな……」


こんな時、普通なんて声を掛けていいのかなんてわからないはず。


「……大丈夫だよ…」


それでも真っ直ぐにあたしを心配してくれるエビ君の言葉に救われた気がする。

あたしはコクリと頷いた。