佑真の顔が一瞬浮かんだ。
佑真はほんとのところ、あたしをどう思ってるんだろう。
"オトコンナ"なんて言われるくらい。
そもそも"女"だなんて思ってないんだろうな……。
少し尖らせた口で言うと、ちょうどあたしに首を振った西川先生と目が合った。
「増田は十分女の子としての魅力はあるぞ?俺は好きだな」
「…あ……それはどうも……」
西川先生の目線があたしの膝元へ来た気がして、あたしは気持ち足を閉じてその上に鞄を乗せた。
「フフッ」
西川先生はそして軽く笑みを零すと、また前を向いてハンドルを握る。
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