同時に、あたしだって同じように大人へと成長してる。 いつまでも、子供のままじゃいられない。 一生親友でいたいと言ったけど。 ……あたしは 本当に佑真と一生親友でいられるのかな……。 恋だの愛だの煩わしい感情がないから成り立ってるって分かってるのに。 女の子としての気持ちが、揺るがすことの出来ない決意を鈍らせそうになる。 「でも……ダメなんだよ……」 その気持ちに蓋をするように、あたしは胸の上にそっと手を押し当てた。