恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~

ああ、やばい。

涙が零れちゃいそう。


「甲子園でのベンチは瑠依な」


「ん?」


なんのことだろうと、思わず顔をあげた。


「甲子園での記録員は瑠依な」


「…っ、さくらも里菜ちゃんもいるし、まだ分かんないよっ」


あたしは大げさに手を横に振った。



本音を言えば、あたしで登録してほしい。


だけど、2人も同じように頑張ってきたんだから……。


「それじゃあ意味ないだろ」


「意味?」


「瑠依を甲子園に連れてくって意味が」


佑真が照れくさそうに言った。