恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~


「………!!!」



"俺が連れて行ってやる"


幼い日の、佑真の顔と重なった。




やっと…

やっとこの日が来たんだ…



ようやく事態が飲み込めて、


「きゃ~~きゃ~~っ!」


体中に興奮という名の血が駆け巡り、一足遅れて喜びを大爆発させた。


一度離された佑真の体に再び飛びつく。


好きだからなんていう打算はこれっぽっちもなくて、ただ嬉しくて。