「ああ、そんなことあったな。つーか、自分で女扱いするななんて言って、ああいう時だけ女面するからだろ」 「…だけどさ……」 本命のつもりで渡したわけじゃないけど、乙女心が傷ついたのも事実だ。 他のみんなは喜んで受け取ってくれてたのに。 「で?その後チョコやるような男は出来たのか?」 あたしは首を振る。 あれ以来、バレンタインにチョコをあげた人なんていないもん。 「相変わらずモテないんだな」 佑真は鼻で笑った。 「余計なお世話ですーっ!」