「佑真の方が肉あるじゃん!」 「俺のは筋肉だ!瑠依と違ってな!」 「……ッ!」 もう口では負けそうだけから、脇腹をくすぐってやった。 「あぶねっ!倒れるだろうが!」 「わははっ」 ……あっという間に、いつもの2人に戻ってた。 何を話そうか、眠れないほど緊張してたことも忘れて。 もう、佑真とは今までみたいに話せないんじゃないかって本気で思ってたから。 涙が出るほど嬉しかった。 自転車の後ろで良かった。 佑真に涙を見られなくて済んだから。