部員のみんなも気づいてるのに、触らぬ神に祟りなし……なのか、なにも触れてこない。
代わりに腫れ物にでも触るように変に気遣われて。
そんなんだから、部活に出ていても全然面白くなかった。
このままじゃいけないのは分かってるのに、あたしは佑真に話しかけられない。
無視されるのが怖いんだ……
――…
それから数日後。
♪~♪~♪
部屋に置いていた携帯のメールが鳴った。
イライラしながら掴んだケータイに表示された名前を見て、あたしは息をのんだ。
佑真だったから。
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