とりあえずホッとして肩をなで下ろしながら、ゆっくり顔を横にふると。 「きゃっ……!」 あたしの姿は佑真たちから丸見えの状態で、小さく叫び声をあげた彼女の目は恐怖におののいていた。 ………。 「……瑠依…?なにしてんだ…?」 何事かというようにギョッとした目で見る佑真。 「わわっ…!な、なんでもないっ!!」 慌てて頭からズボンを抜き取り、廊下に散らばったユニフォームをかき集めると、 カゴに入れるのもままならない状態で目の前の出口に向かってダッシュした。