恋色ダイヤモンド~エースの落とした涙~


「お前らはよくやった。全部自分の采配ミスだ。佑真に頼りすぎた。悪かったな」


中島先生が傷だらけのエースに向かって力なく声を落とすと、


「自分が打てなかったからです。すみませんっ……」


4番を打った先輩が、床に膝をつくようにして涙を零した。


すると、


「お前が後ろに居てくれたことが、どれだけ俺の支えだったと思ってる?それだけで、お前は十分自分の役割を果たしてたんだよ」


3番を打っていたキャプテンが、4番の先輩の背中をしっかり抱いた。


去年も見たようなこんな場面に、あたしの涙腺は一層決壊した。