「にゃー…」 警察官に連れられ、警察署を出た私の足元に灰色のねこがいました。 一緒に、戦おう。 このあと、どうやら私はカウンセリングというものを受けるみたいです。 治療を受ければすぐに元の生活に戻れるよ、と警察官の方は言っていました。 私は無邪気に頷いてみせました。 子供らしく。 生きる目的を私は初めて見つけたのです。 償うために私は生きる。 猫とともに、私は戦う。 猫と戦う 終