冬桜 −二度咲くモノ-

でも、それ以外は聖の側にいた。


目が覚めた時に一人きりだと淋しいんじゃないかなんて、恐ろしいことを考えてしまっていた。


自分に対して、

『私、サムッ!』

とか思いながら。


何時間ぐらい経っただろう。


聖が目を覚ました。