海へ到着すると、世界が全てビビッドの世界で、海の青さと空の青が溶け込んでいるみたい。
砂浜はゴミひとつと落ちてない、白のサラサラで、私の興奮を更に駆り立てる。
「わー!もうこれだけで感動!」
デジカメを取り出し、一枚撮ると、横で雅治が空の青に映える太陽みたいに笑っている。
「どうしたの?」
「じゅんに、悠莉や見てて飽きねーいなぐさぁ。」
馬鹿にしてる様子ではないんだけど、どういう意味なのか読めない。
「クリからもっと、チュラサンな景色が見りゆんよ。期待してて!着替えんかいりっか?」
「うん、行こう!」
こんな綺麗な青の世界にこれから入れるなんて、超嬉しい!
隣の雅治のターコイズブルーの瞳が海よりも優しい色で、太陽と眼鏡の反射光で、キラリと光った。



