その後、澪ちゃんのアトバイスを参考に、メイク道具を購入して、一度永太のうちに帰宅。



「最近、いいーシャンプーねーらんかねぇってうむってんやしが、いいーかじゃーぬするぬ知らね?」



「そうですねぇ。ああ、あの雑貨屋の隣にあるヨーロッパの物がある店に、薔薇の香りのシャンプーありますよ。」



「しんけん?」



………お前らは昼休憩のOLか!



思わずツッコミたくなるのを抑えて、居間の扉を開くと、永太と雅治が寛いでいる。



「おけーりー。どうやたんみ?ランデヴー。」



「うむさたん。」



『うむさたん』は『楽しかった』の意味らしいから、澪ちゃんは塩作り、楽しかったみたい。



「そうか、羨ましいー。ところで悠莉、やっぱりわんぬ読み、当たりやたやしがぬ。」



雅治が、銀髪ふわふわのミディアムショートを揺らしながら、微笑む。