おじいちゃんの説明によると、炭火と石鍋を使っておいしい塩が誰でも簡単に作れるらしい。




作る人によって個性が出るんだとか。だから、友達同士で作って味比べをするのもオススメみたい。



後で澪ちゃんのも味見しよ。



作った塩は和紙や紐、手作りの塩壺を選んで、オリジナルの塩壺に入れて持ち帰る事が出来るらしいから、お母さん達のお土産に持って帰ろうかな。



作り方は、濃縮された透明な海水を石鍋に入れて炭火で煮詰めて、湯気が上がり、だんだんと水分が無くなると真っ白で綺麗な塩が現れるんだって。




混ぜ方によってサラサラの塩にもふわふわの塩にもなるみたいだ。



「沖縄では、昔から塩を魔よけとして持ち歩く習慣がありますから、食べるのがもったいなかったらお守りにして下さいね。」



おじいちゃんのゆったりとした口調に笑顔になりながら、塩作りはスタートした。