案内されたのは、7畳程の広い和室。
小さな木製の机のみが置いてある、ちょっと寂しげな部屋だ。
私の先に送った荷物が端っこに置いてあり、多分、布団は押し入れの中だろう。
「ここは自由に使ってくれていいですからね。俺は、これから奴等と少し話して外出します。少し寝てなさいよ。顔が疲れたと言っています。」
「え………あー、うん。ありがとう。」
鬼畜の癖に、気が回ると言うか、妙に優しい永太。
「ねー永太、エイサーって何?」
何と無く、さっきの会話の内容の思い出し、永太に尋ねると、涼しげな一重の切れ長の瞳を細め、一枚の絵画みたいな綺麗な顔で笑う。
「エイサーとは、お盆の時季に踊る伝統芸能ですよ。俺はうるま市のチームにいましてね、8月の大きなイベントと、7月末の地元の祭りで踊るのです。」
へぇぇ、だから、永太の体って締まったバランスのいい体なんだ。
澪ちゃんはスポーツとは無縁そうなひょろりとした体で、雅治はスポーツマンらしい体つき、永太は、その中間って感じ。
「貴方も見ることになると思いますが、とても、盛り上がりますし、きっといいレポートの材料になりますよ。さぁ、少し寝なさいな。」
永太が妙に優しく私の頭を撫でる。永太の甘いような、スパイシーなようないい匂いがふわりと広がると、急に眠気に支配される。
「………ホントに、柔らかな髪の毛ですね。」
その穏やかなエロボイスに包まれながら、私は本能的に、瞼を落とした。
小さな木製の机のみが置いてある、ちょっと寂しげな部屋だ。
私の先に送った荷物が端っこに置いてあり、多分、布団は押し入れの中だろう。
「ここは自由に使ってくれていいですからね。俺は、これから奴等と少し話して外出します。少し寝てなさいよ。顔が疲れたと言っています。」
「え………あー、うん。ありがとう。」
鬼畜の癖に、気が回ると言うか、妙に優しい永太。
「ねー永太、エイサーって何?」
何と無く、さっきの会話の内容の思い出し、永太に尋ねると、涼しげな一重の切れ長の瞳を細め、一枚の絵画みたいな綺麗な顔で笑う。
「エイサーとは、お盆の時季に踊る伝統芸能ですよ。俺はうるま市のチームにいましてね、8月の大きなイベントと、7月末の地元の祭りで踊るのです。」
へぇぇ、だから、永太の体って締まったバランスのいい体なんだ。
澪ちゃんはスポーツとは無縁そうなひょろりとした体で、雅治はスポーツマンらしい体つき、永太は、その中間って感じ。
「貴方も見ることになると思いますが、とても、盛り上がりますし、きっといいレポートの材料になりますよ。さぁ、少し寝なさいな。」
永太が妙に優しく私の頭を撫でる。永太の甘いような、スパイシーなようないい匂いがふわりと広がると、急に眠気に支配される。
「………ホントに、柔らかな髪の毛ですね。」
その穏やかなエロボイスに包まれながら、私は本能的に、瞼を落とした。



