私と雅治の話をすると、私達はあの夏から変わることなく付き合っている。



雅治はダイビングインストラクターの資格を取るために、地元の専門学校に進学。



大好きな沖縄を観光に来るお客さんに伝えていきたいという、なんとも雅治らしい決断だった。



遠距離だけど、毎日煩いくらいに連絡をくれるし、連休があれば必ず会いに来てくれたり、会いに行ったりをして、ラブラブを続行中なわけです。



高校を卒業したら私も雅治の傍にいたいと思い、沖縄の大学に進学することを決意。



で、頭の悪い私を心配して親が家庭教師を雇ったんだけど、なんの偶然かそれが永太だったのだ。



それを知った時の雅治のすっとんきょうな声と言ったら、申し訳無いけど面白すぎて、その場にいた永太とお腹を抱えて笑った。



そんな、まっすぐで、やっぱり不器用で愛しい雅治に、今日、ゴールデンウィーク以来会える。今度は長い時間を過ごすことが出来る。



それが楽しみで、私の頬は羽田空港から飛び立つ前より緩みっぱなし。