「あっ……はははは!しょっぱい!雅治海水しょっぱいよぉー!」



「じんとーだーるなぁ!ははは!」



太陽の下、海水でビチョビチョになりながら笑い合う私達の周りには、雅治が振り撒くキラキラが飛び散っているよう。



「雅治『かなさんどー』ってどういう意味?」



「アイラブユーの最上級やっしー!かなさんどー!!」



「あはは、かなさんどー!」



二人でいるとどこまでもキラキラ出来て、笑える気がする。



しばらく笑い合った私達は、どちらとともなく顔を寄せ、口付けを交わす。



「………ふはっ!しょっぱい。」



雅治と交わした口付けは、海の味がしてしょっぱかったけど、私にときめきをもたらした。



このときめきが、この先、ずっとずっと続きますように。