数時間が過ぎた頃、私と雅治の髪の毛はバッチリ出来上がっていた。



「おぉー!うじらーさんに仕上がったね。」



「雅治も銀髪綺麗に戻ったね。」



仕上がりに大満足な私達は、お互いの髪の毛を触り合いニッコニコ。



「それに、トリートメントの香りも良い香りですね。」



「ぬあっ!急にくっつくからビックリしたぁ!」



そんな、わちゃわちゃしていた私達の中に混ざって来て、私の背後に引っ付いて頭部に顔を寄せる永太。



「やー、雅治んかい妬きむーちー妬いちょるな?」




「澪は黙りなさいよ。自分だって悠莉の肩抱いてるじゃないの。何なのよ。」



あれー、私、愛されてるなーって思ってへらっと笑うと、目の前にいた澪ちゃんママがニコニコしながらこちらを見ていた。