「それから…お前が可愛い仕草できないのなんて知ってるし」 グサッ そんなハッキリ言わなくても。 「別に可愛い仕草しなくてもいいよ、無理にやったってキャラじゃないからな」 「じゃあ…甘い雰囲気ならないよ?」 「なに?甘い雰囲気になりたいわけ?」 「えっ…別に…そういうわけじゃ…////」 幸也の意地悪そうな瞳に堪えられなくなり目線を下に向ける。 「そーいや…」 隣に座ってた幸也が ケーキ皿を床に置き、私の前にくる。 「これもなるわけ?」