「遅くなってごめんね」
新山さんに謝罪する。
「来てくれたから許すよ〜」
と言われたら、新山さんに席の案内をされる。
周りを見渡す。
普段制服でみんなと過ごしている分、みんな私服姿になっているから新鮮味がある。
「加奈ちゃんはここの席ね〜」
案内された席に座る。
ふと付近を見渡すと、斜め前に宇川れおとがいた。
「はぁ」と条件反射なのか、ため息が出てしまった。
「どうしたの?」
と、私の左隣にいる朝壬さんに声をかけられる。
「大丈夫、何でもないよ」
小声で答える。
右隣に座るのはもちろん、新山さん。
なんとも言えない席順だ。
ちなみに目の前にいる男子は、名前は知らない。
だけど近くに鴫宮(しぎみや)くんがいる。
話しかけようと思えば話しかけれる距離感だ。


