これを逃したらもうチャンスはない。 そう思った私は 自分の気持ちを手紙に書いて、キャンプ当日 高村君に渡したの。 その時が私の初めての告白だった。 胸をドキドキさせながら 恥ずかしさで下を向いて返事を待っていたら 高村くんは言ったんだ。 「はぁ? お前が俺に告白して来るとか まじウケるんだけど しかも、ラブレターとか重っ。」 初めての告白。 それは簡単に崩されて 鼻の奥がジンっとする感情に変わる。 そして、泣きそうなのを必死に我慢していると さらに高村くんは言った。