その結果、誠くんのことを忘れられずに 未練タラタラで 私はいつもその場所から動けなくなっていた。 そんな自分が大嫌い。 「まぁ、ちょうどいいんじゃない? 今の自分の気持ちを整理してさ 高村くんのパシリのことも 気持ちが吹っ切れれば バラされたっていい!って思って 解放されるかもしれないし」 解放……。 そうだよね。 いつまでもこのままは良くないよね…… とりあえず、今の状況を整理して 私の答えを出さなくちゃ、 前には進めない。