自分で排泄する力も残ってはおらず、叔父や父が拭き取ってやる。 「ロゼ」と呼び掛ける叔父の声と 「キャン!」と鳴くロゼの声がリンクして 叔父は、向こうへ行こうとするロゼを引き止めているような… ロゼは、まだここに居るよ!と訴えているような… そんな気がしてならなかった。 ふたりの絆の強さを、私は感じていた。