恋歌は、ぶっきらぼうで愛想のない私とは正反対。
いつもウサギのようにキャピキャピしてて、常に笑顔。
背も小さくて、つい守りたくなってしまうような愛おしい子。
とっても人懐っこい。

よく、正反対の私と友達になってくれたなって思う。

きっと、それが恋歌の優しさ。

私が学校に来てるのも恋歌のおかげ。


「あーバスケの試合?さっき他の子が騒いでたから知ってるよ。」


笑顔で話しかけてきてくれても、愛想なく返してしまうのは私の悪い癖。

だから、なかなか友達だって出来ない。
そもそも、寄ってこないってゆうか、いらない。

今の私には恋歌だけで十分。


「一緒に見に行かない?」


少し首傾げて私を見つめながら言ってくる。