家に帰ってもどうせ寝つけないから……その間飲みに行ったりに付き合ってくれる相手。 それだけの人。 それでも、ぽっかり空いたアタシの時間を埋めてくれる。 やっぱり……夜を一人で過ごすことが出来ないんだ。 そんなある日、原口さんから相談を受けた。 「今度の日曜さ、パソコン買おうと思ってるんだよね。買い物付き合ってくれない??」 ピクン。 その言葉に アタシの悪いココロが動いた瞬間。 みんな不幸になればいい。 人を傷つける事なんて、この頃のアタシは怖くなかった。