『今日は良い者たちに出会えたな…

では、また会おう…

"ガーネット"の者達よ…』


ワイバーンは大きな翼をバサっと広げた。


『えぇ。お元気で』


あたし達は皆で大きく手を振った。



「またなー!」

「元気でねー!」



あたし達の別れの言葉を後にして、

ワイバーンの長は悠々と翼をはためかせ、刻々と変化していく綺麗なオレンジ色の空を飛んでいく








―――――はずだった―――――






その場にいた誰もがそう思った。

ワイバーンだってそう思っていただろう。

いや、むしろそれ以外のことは思わなかっただろう。




ワイバーンの身体は


――――――空中で爆発した――――