『それじゃ……寝ましょうか』 『えぇっ、もっとお月様見たーい』 『こら。我が儘言わない。みんなも呼んでくるから……ゆっくり寝ましょ』 ……ほんと、我が儘だな、私。 思わず、苦笑いしてしまう。 しばらく経って、私のお父さんやお爺ちゃんも部屋に入ってきた。 そして、四人揃って寝静まる。 ──ここで、ガラッと場面が変わった。